僕は今、「人と組織の治療家」として新しい道を歩き始めています。
でも、この生き方は突然始まったものではありません。
これまでの僕自身の経験、そしてその中で感じてきた痛みや葛藤があったからこそ、たどり着いた道です。
これまで、組織人事のコンサルタントとして、数多くの企業の現場に入り込み、経営者やリーダーたち、そして、そこに集う働く人たちと向き合ってきました。
「どうすれば人がいきいきと幸せを追求しながら働けるのか」
「どうすれば組織の中で一人ひとりが本来持つ力を発揮できるのか」
そんな問いをいただき、一生懸命に走り続けてきました。
同時に、僕自身も経営者として、たくさんの葛藤を抱えてきました。
事業の成長を目指しながらも、
メンバーの信頼に応えられない自分に情けなさを感じてきました。
本当はさみしかったのに、そんな自分には一切寄り添わず、自分を騙して頑張るものだから、集ってくれた人たちのさみしさや孤独感に気づけなかった。集ってくれる人たちを騙し続けた。
自分を大切にしないから、人を大切にできなかった。
自分に寄り添わないから、人に寄り添えなかった。
自分を騙して働くものだから、意図せず、結果として人を騙して働いてきた。
人もお金も大切にしないから、人やお金で苦労した。
自分を大切にしない。ここに一番の原因があったのを知ったのは、ずっとあとだった。僕自身がこの世界を作っていたのだと気づいた時には、すでに周りには人もお金も無くなってしまっていました。
経営者としての苦しみは、決して机上の理論、技術的な取り組みだけでは解決できないものばかり。
How toでは解決できない。
課題を見るのではなく、課題を抱えている人をみないといけない。
だからこそ、僕は課題を抱えているそこにいる、ある「人と組織の痛み」に本気で向き合いたいと強く思うようになりました。
大学での教育の場、
タイ古式ヨガマッサージの学び、
世界各国を仕事で訪れて触れた多様な価値観、
そして、何より経営者としてのリアルな現場経験——
これらすべてが、僕の中でつながり始めています。
僕は今、東洋医学を本気で学んでいます。
「病気ではなく、病人をみる」「痛みを癒す」「流れを整える」「自然治癒力を高める」「病を治療するのではなく、病にならないために治療する」という視点が、
これからの人と組織には必要だと信じているからです。
そして、経営者としての挑戦も、コンサルとしての洞察も、大学教授としての支援も、これからも続けていきます。
なぜなら、僕自身が実践者として組織を率いながら、
「人と組織の治療家」としての在り方を深めていきたいからです。
机上の空論ではなく、実際の現場で、
人と組織の本当の姿、本当の関係性を生み出すチャレンジを続けていきたい。
身体のケア、心のケア、そして人と組織のケア。
この3つを統合的に支援できる存在として、僕はこれからも学び、挑戦し続けます。
経営者としての苦悩も、コンサルタントとしての経験も、治療家としての学びも、
すべてが「人と組織の治療家」という生き方に活かされている。
そのことを、これからも正直に、言葉にして伝えていきたいと思っています。
これからは、同じように痛みを抱えながらも、一歩踏み出したいと願う人たちと共に、この新しい道を歩んでいきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
JIN-G代表取締役
Chain-G創業者
人事の大学主宰
ミッション・コンプリート企画者
ビジネス・ブレークスルー大学教授
コンサルティングファーム会社員
三城 雄児