昨日、令和7年7月7日の七夕は、株式会社JIN-Gの創業16年の記念日でした。先月末の平成7年6月30日が決算で第16期を終えたところです。
「Enjoy Your World! JIN-G 世界を愉しむビジネスパーソンを増やそう」
みんなでこのような理念を紡ぎだして運営してきた会社ですが、一時期、倒産寸前の状態で、創業者である私自身も自己破産寸前の状態を経験しました。しかし、奇跡的に存続し、ここまでやってくることができました。
苦しい当時にご迷惑をおかけした当時の取引先やビジネスパートナーの皆さん、社員やインターン生として参画してくれた皆さん、その節は本当に申し訳ありませんでした。結果として、つながり続けることか叶わずに、疎遠になってしまったこと、悲しく残念なことであり、頭があがらない想いです。
また、このような苦しい状況であっても、見捨てることなく継続的にお付き合い、ご支援くださった方々もいました。そのおかげで、なんとかここまでやってくることができました。本当にありがとうございます。そして、これからも、この心地よい関係性で、繋がり続けてください。
危機を乗り越えて、まったく新しい境地でビジネスをするようになってから、Enjoy Your World!の意味合いも変わってきたなと感じています。変わったというよりも、深まったと言っても良いと思っています。
以前までは、「楽しまなきゃ、みんな楽しもう」というような感覚だったものが、「本当の自分に帰ろう、集まった本来の目的に立ち帰ろう」というような感覚に変わりました。
私たち人間というのは、自我が芽生えたころから、世の中に適合するために、変わろう変わろうと一生懸命努力し、自己変革をするように、自分を追い詰めて生きているように感じます。また、そのように育てられてきました。頑張るという価値観、努力しないと成果は得られないという考え方をいつのまにか信じ込むようになっています。
この信じ込みによって、やってもやっても辿りつかない何かを感じながら、私たちは生きているようにも感じます。多くの人たちが、自分ではない何かのために「頑張って」生きています。自分自身ではなく、何か自分の外側にあるもののために、、、。
創業から10年目ぐらいまでのJIN-Gは、そんな感じでした。楽しもう、楽しもう、そのために頑張ろう、そんな会社でした。社会に役立つんだ、世界に貢献するんだと燃えてました。そして、そのまま経営危機に陥りました。楽しめるはずだ、まだまだこのままでは終われない、そんな感覚で頑張っているうちは、たまに充実感は得られるけど幸福感は少なかったかなぁと思います。
ここ最近のJIN-Gは、だいぶ違います。言葉では説明できない何か、目には見えない何か、空気感、カルチャーが変わりました。集う人たちが心地よさを最も大切にしているような、そんな雰囲気で仕事ができています。
組織の変革や人の変容が専門の会社だったのですが、自分たちが一番それらを経験してきたように思います。
変わるのではなく、個人でいえば本当の自分に気づく、組織でいえば本来の集まった意義に気づく、そんなことを大切にした会社になりました。
17年目も、とらわれを手放し、曇りないまなこで世界をみて、集う人たちが、本当の自分で生きていけるような、そんな経営を続けて進化させていきたいと思います。
平成7年7月8日
株式会社JIN-G創業者 代表取締役
三城 雄児
追伸
いま、私は、会社員の仕事も経営の仕事も、いずれも時短勤務で、子供たち優先の生き方をしております。22歳、19歳、2歳、0歳の子供たちそれぞれと過ごすときは、かけがえのない人生の大切な時間だと気づきました。人生のパートナーとの時間やパートナーの夢のサポートも大切な取り組みです。
ご理解くださいませ。