株式会社JIN-Gの事業コンセプト

株式会社JIN-Gの事業コンセプト

株式会社JIN-Gは、そもそも何のために設立され、何をしていて、何を目指している会社なのか。そして、どのような経営をおこなっており、どのような人たちが集っているのか。そのようなことを整理してみました。

 

JIN-Gの設立趣旨は?

株式会社JIN-Gは、当初「エクスピリットパートナーズ株式会社(Exspirit Partners Co. Ltd)」という名称で2009年7月7日の七夕の日に設立されました。

 

志(Spirit)の素晴らしい(Ex)事業家たちのパートナー(Partners)になろうということで、べリングポイント株式会社(BearingPoint Co. Ltd)の若手コンサルタントたちとともに、立ち上げをしました。

 

設立時の想いは変わっておらず、今も受け継がれていますが、事業家だけではなく、そこに集う人たちにもフォーカスして、経営者と従業員の両面から組織や人の課題を観察できるような、俯瞰的なものの見方を大切にしてきています。そのため、事業のフォーカスが企業経営における人的側面のサポート、とりわけ組織文化変革や人の意識変容を扱うことが増えていき、社名を株式会社JIN-Gに変更し、企業における「人事」の支援をする会社として、現在に至っています。

 

JINには、「人」の意味と、東洋の古典における徳目の一つ「仁」の意味も込められています。また、Gには、「集まる(Gather)」「育つ(Growth)」「広がる(Global)」の意味があり、私たちが考える人事というのは、人が集まり、成長し、世界が広まっていくことを支援するものであるという考え方にもつながっています。

 

JIN-Gは何の会社なのか?

JIN-Gの事業は多岐に渡っており一言で説明するのは難しいですが、「人」と「組織」の専門家集団として、社会の課題を解決していく会社であると考えています。JIN-Gが運営する「人事の大学」では、企業人事に求められる重要な知識や技能を習得する場を提供しており、JIN-Gが企画する各種教育プログラムは、一人ひとりの意識変容や組織文化の変革に役立つ、人と組織のプロフェッショナルにとっても、一般ビジネスパーソンにとっても、大切な学びの機会を提供しています。

 

JIN-Gは何を目指しているのか?

JIN-Gが目指しているのは、「人」であれば本来の自分にかえること。本当の自分でいられる状態をつくることです。「組織」であれば人が集まる本当の目的に立ちかえること。人が集まり繋がり続ける意味を感じられるようにすることです。

JIN-Gのメンバーは、昨今の社会がストレス社会と呼ばれていることであったり、幸福を感じられない職場環境を感じる人たちがいることであったり、経営者と従業員がいわば離婚状態で働いていることであったり、そういった状況に強烈な違和感を感じています。

そこで、JIN-Gメンバーは、ノンストレスで幸福を追求できる、お互いの立場を超えて繋がり続けられる、そのような社会づくりを目指しています。

 

JIN-Gはどのような経営をおこなっているのか?

上記の理想を実現するためには、まずは自分たち自身が、とらわれやビリーフからくる偏ったものの見方から解放され、幸福を純粋意欲で追及できていて、立場にとらわれずに一個人として繋がりあうことを、自分に対しても相手に対しても許していくことから始めています。自己受容なしに、他者受容はないという立場から、まず第一に自分自身に優しくなること、自分自身に思いやりを持つことを大切にしています。

 

社会に存在する「当たり前」にとらわれることなく、本当の自分は何をしたいのか、何に身体が喜ぶのか、何をするためにこの世に生まれてきたのか、そのようなことをJIN-Gに集うメンバーは、日々、自己探求を続けています。

 

JIN-Gの経営をあえて言葉にするとすれば、「やりたいことを、やりたいひとが、やりたいようにやる経営」(世間では自律分散型組織とかティール組織とか自然経営とか呼ばれているものに近い)です。口で言うのは簡単で、実現するのはとても大変な経営ですが、私たちは上記の理想の実現のためにも、この経営にチャレンジし続けています。

 

JIN-Gにはどのような人が集っているのか?

JIN-Gには、入社や退職といった概念がありません。やりたいときに参加して、やりたくないときはいつでもリセットボタンを押すことができますので、入社や退職という概念が存在しません。やりたいという純粋意欲が唯一の原動力ですから、自分自身の純粋意欲を探求することが第一歩です。純粋意欲があり、心からやりたいことがある人は、環境さえあれば勝手に実行するというのが、JIN-Gの考え方です。一方で、やりたくないなぁと感じたら、それを素直に表明すると、周囲が自然にその想いを応援してくれます。

そのため、JIN-Gには内発的動機がはっきりしている人が自然に集まっています。外発的動機が中心の方には、居心地がよくないかもしれません。起点が常に自分にあり、周囲の方々と共感・共鳴することによって、ビジネスが生まれ、育っています。

一言でいえば、「JIN-Gは純粋意欲人間の集団」だと考えています。

 

本当にそのような経営が可能なのですか?

最後に、ここまで読んでくださった方が大体聞きたくなるであろう、この質問にお答えしていきたいと思っています。

JIN-Gは、「人」と「組織」の専門家集団として、ずっと人と組織の課題を扱ってきました。そこで確信的に感じていることは、「人も組織も問題を抱えながら成長する」ということです。

上記のような経営をしていると、本当に多くの問題が起きます。ほとんどは、社会にこれまであった「当たり前」の考え方とJIN-Gが目指している経営の考え方との間での争いです。争いといっても、本当に討論になるような煩いものもあれば、一人ひとりが無意識の影響で悶々としている静かなものもあります。

私たちは、「人も組織も問題を抱えながら成長する」という考え方を中核にもっていますので、このような問題が起きたときは、「私たちが何か新しいことに気づくべきタイミングだ」と捉えるようにしています。

JIN-Gという経営は、まさに「人」と「組織」の理想の状態を実現するための実験場なのです。理想というのは最後まで実現しないと思います。しかし、理想を志すことで、私たちは重要な成長機会が得られるし、そこで得た知見や視点が、JIN-Gのお客さまに役立つものなのだと考えています。